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精霊流し・精霊船

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 なんと花火の金額毎年1億円!

 長崎の夏の風物詩といえば、毎年8月15日に行われる精霊(しょうろ)流しです。長崎の精霊流しは、静粛なおごそかなものでなく、とてもハデで騒がしい豪華なお祭りのようものなんですよ。

 各家庭または町内ごとに「精霊船」を製造し、数時間かけて市内を練り歩き、海に流します。(実際は波止場で解体するのですが…)精霊船の製作に係る費用は、各家庭ばらばらですが、1万円ぐらいの小さなものから、何百万もかける豪華なものまで様々です。

 なんといっても花火、特に爆竹の使用量がものすごく、市内では夕方ぐらいから、爆発音が鳴り響きます。そのため、行き交う人々は皆、耳栓なしではおれません。

 花火の使用量も半端ではありません。おそらく日本で、いや世界で一番「玩具花火」を使う日なのでないでしょうか。

 是非、1度お越しください。

開催日時 毎年8月15日
開催場所 長崎県長崎市中心部周辺
開催時間 午後5時ぐらい〜午後11時ぐらいまで
観光者数  約15万人
(精霊流し風景)

 

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精霊船を流した後はどうするの?



花火の消費量

 長崎での精霊船に係る花火代は、毎年1億円を超すといわれています。

 

精霊船の由来

 寛政時代の記録に、「昔は聖霊を流すに船をつくるということもなく」とあります。「精霊」は「聖霊」とも書いていたらしく、読み方も「しょうろう」ではなく昔風には「しょうりょう」だそうです。

 享保(1716〜1735)のころ、盧草拙(ろそうせつ)をいう儒者が市民が精霊物を菰包みで流しているのを、これではあまりにも霊に対し失礼だということで藁で小船を作ってこれに乗せて流した、という記録があります。

 精霊船の由来は、様々な説があり、今日まだ定説はないようですが、長崎の場合は、港という地理的条件と国際貿易都市としての独自の環境性が影響して、今日の精霊船の原型が生み出されたと考えられます。

精霊流し

 現在は、午後5時から午後11時ぐらいまでに終わりますが、昔は16日の午前2時から始まり明け方まで続きました。

掛け声「ドーイドーイ」

 船を流すときの道中の掛け声は、地蔵祭りの鉦の打ち方に習って鉦を打ち、南無阿弥陀仏の6字の名号を大声で唱えました。

 しかし、大声で叫ぶのに都合がいいように、ナムアミダブツからナンマイダー、ナンマイダーからナンブアイダ―、もっと詰まって、ナーイダイ、しまいには終わりの方だけ生かして、ダーイダーイ、これが訛って、ドーイドーイになったそうです。

矢火矢

  長崎では、ロケット花火のことを矢火矢(やびや)といいます。文字をみたらうなずけますね。長崎の人にロケット花火といってもみんなピンときません。


お墓で花火!?

 長崎では、なんとお盆の時期には、お墓で花火をやります。本当ですよ!
花火の取り締まりは、江戸時代からかなり厳しく行われてきました。取り締まりの理由は、神聖な墓地で騒ぐとは何事かということだったそうです。
お盆の日は、親類揃ってお墓に出かけ、精霊流しでは禁止されている、矢火矢や乱玉、もちろん手持ち花火などを色々やります。
 かえって、精霊流しより様々な花火が見れるので、不謹慎ですが、楽しめますよ!

(精霊流し風景) (お墓の風景)


参考文献

長崎事典(風俗文化編)改訂版
長崎文献社


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